犬に服を着せる?着せない?着せる理由は?

本来、犬は身体を体毛で覆われているので極一部の犬種を除き、

防寒などのために服を着る必要はありません。

昔、日本の犬は番犬として飼われることが多く、玄関先や庭などに犬小屋を置き、鎖などで繋いで飼っていました。

その頃は野良犬、野犬と呼ばわれる犬もいて、むやみに触ると危険とされていました。

今は野犬の駆除が進み、犬を飼う際にはワクチン接種が義務付けとなっています。

また、室内で犬を飼うように、販売店やブリーダーも推奨していることもあり、室内飼いの犬が大多数な現代。

そうなると小型犬の方が生活スペースに最適なので、どうしても人気になるようです。

(2023年度の統計では、日本で飼われている犬のうち小型犬の割合は、全体の73%を占めています。)

コロナ禍以降、ペットを飼う人口は緩やかに上昇し続けています。

それに伴い、ペット同伴可の商業施設やレストランも増加しています。

ペットと食事するのはテラスのみ!の常識が、少しずつ変わりつつあります。

ドッグカフェだけでなく、レストランの室内で一緒に食事を楽しむワンちゃんも見かける事が増えました。

お店側から店内で同伴する条件として服の着用なども、このところ増えています。

その意図は、コロナによって減少してしまった客足を少しでも増やし売り上げにつなげないという切なる思いでもあるのでしょう。

「ペットを連れてなんて衛生上認められない!」

「ペットを連れていないお客から不平不満を言われたくない。」

「でも、今はそんなことを言っていられない。ペット同伴でもお客様なら歓迎しなければ。」

「それなら、せめてものマナーとして毛が飛散するのを防ぐために服を着せてほしい。」

これはある有名店のオーナーから聞いた本音です。

都心のラグジュアリーなお店で飲食を楽しむワンちゃんは小型犬が大半。

そして、ほぼみんな服を着ています。

店内で可愛い服を着こなしているワンちゃんと出くわすと裸族の愛犬が途端に野蛮に見えてしまったり。

よし!我が子にも可愛い服を買うぞ!と思い立ってショップを検索しても

サイズがない・・・・。

そう。日本で扱うペット服はほぼ小型犬のサイズまでなのです。

約7割が小型犬の日本で、大きなサイズを扱うショップは本当に限られてきます。

海外からの輸入品も、XL止まり。

それでも、いつでもどこでも一緒にいたいという思いから、取り合えず着れればOK!と

デザイン性や品質は二の次で入るものを購入してしまっていませんか?

男の子でも女の子でも季節も関係なく、収縮性のあるTシャツで我慢していませんか?

人にTPOがあるように、犬にだってTPOがあってもいいと思います。

家でくつろいだり、ドッグランで思いっきり走り回ったりするときは服なんて必要ありません。

でも、人が多い外出先で飼い主と飲食を共にするときは、その場に相応しい装いをさせる。

それも、飼い主の愛情の一つなのでは?と考えます。